ScanSnap SV600で非破壊の自炊をしてみた
ScanSnap SV600で非破壊の自炊をしてみる(便利なグッズ編) では、SV600でスキャンするときにあれば便利なものを紹介しました。
ここでは、つぎのことを書いています。
・漫画1冊あたりどのくらいの時間がかかったのか
・裁断してのスキャンは漫画1冊あたりどのくらい時間がかかるのか
SV600のスキャンの設定
漫画や実用書はモノクロなので、以下でスキャンしています。
・画質:スーパーファイン
・カラーモード:自動判別
・読み取り面:片面
・読み取る原稿:見開き原稿(※オプションも設定。漫画だと右から左)
・原稿サイズ:A5サイズ(これだと、若干ですが本と背景の境目を認識しやすく、処理も速い)
・ファイルサイズ:何も設定しないと「3」。圧縮して「4」
この設定だと、漫画1冊あたり60MBほど。
以前、大量にスキャンしたときは30MBほどでおさえたので、ファイルサイズは2倍。
30MBでも十分に読めますが、年々、(同じ価格でも)microSDの容量が大きくなっているので良しとしました。
※本の自炊の際は、電子書籍1冊あたりのファイルサイズに注意しましょう。1冊あたりのファイルサイズが大きくなれば、microSDに入りきらなくなるためです。
SV600だと1冊を電子書籍にするのに30分!
つぎの条件で電子書籍にするまでの時間を測定しました。
・余白がある漫画を利用
・本と背景の境界を認識していれば修正しない(電子書籍の品質にはこだわらない)
・境界を認識できたと確認したら、つぎのページをめくってスキャン(確認せずに、つぎつぎとスキャンする場合よりも、ほんの少しだけ時間がかかります)
結果は、以下。
<スキャンの精度>
・本と背景の境目を認識しなかったページ数:1冊あたり3ページ
・その際、本の位置を少し変えて再スキャン。それでも認識しなかったページ数:3ページのうち、1ページ
<漫画1冊あたりの時間>
・スキャンにかかる時間:25分
・後処理にかかる時間:5分(上記の1ページの境目の処理などにかかった時間)
SV600だと1冊を電子書籍にするのに、およそ30分でした。
ただ、これはうまくいった場合のケースです。本と背景の境目が認識されないページが多ければ多いほど作業時間は長くなります。漫画1冊で1時間かかったこともあります。
破壊(裁断)だと1冊を電子書籍にするのに10分!
裁断機で漫画を裁断、自動原稿送り装置(ADF)があるドキュメントスキャナーで電子書籍にする場合は以下です。
漫画1冊にかかった時間 → 平均して1冊10分
時間だけではありません。裁断の手間はかかるものの、スキャナーで取り込む際、ほぼ自動なので楽です。