ネットサーフィンしているときに、「なんでこんなものまで漢字にするんだろう?」と思う文章に出くわすことがあるので記事にしてみました!
漢字が多いと読みにくい文章になる!
ネットサーフィンしていると、「然し」「但し」「然るに」のような接続詞にまで漢字を使ったり、「虻」「鰯」「兎に角」のような、ふだんは漢字にしないものまで漢字にしている文章を見かけます。 書き手がプロだからだと思いますか?
実は、ライターや編集者などプロほど漢字はあまり使いません(小説系は除く)。
なぜ漢字をあまり使わないのかというと、以下です。
・漢字が多いと、読みにくくなるため
・読み手が、漢字をたくさん知っているわけではないため
・漢字を多用すると「冷たい」「固い」などと感じるため(例:「田中様」と「田中さま」)
読み手のことを考えれば考えるほど、自然に漢字の量は調整するようになるようです。
漢字とひらがなの比率は特に決まっていない
もちろん、ひらがなばかりでもいけません。読みやすい文章にするためには、漢字とひらがなの比率を考える必要があります。では、漢字とひらがなの比率はどのくらいにすべきなのでしょうか。
個人的には、文章のターゲット層を考えて設定したらいいのではないか、と思います。
(例)
・研究者だけが読む文章 → 漢字だらけ、英語だけ、なんでもOK!
・大人向けの小説 → 漢字だらけ
・ふつうのひとが読む文章 → 書けない漢字は使わない
漢字が多い文章はコンプレックスか読み手のことを考えていないから?
それにしても、なぜ、わざわざ漢字だらけの文章にしているのでしょうか。
個人的な見解ですが、つぎの理由だと思っています。
・コンプレックスの表れ
「漢字にしないとバカだと思われる」と考えていて、なんでもかんでも漢字に変換している可能性です。パソコンやスマホならば、変換するだけで漢字だらけの文章にすることができますし。漢字を知らないくらいで、どのような人なのか判断するやつこそおかしいと思いますけどね!
・読み手のことを考えられない
ふだんから漢字に接する機会が多く、かつ、読み手のことを考えられないかたも漢字が多い文章になるのではないか、と思います。ちなみに、読み手も同じ感じのかたばかりならば、問題ははいとは思います。